朝日生命の認知症保険の特徴とは。保障内容・料金・サービスについて解説

朝日生命では、認知症保険としてあんしん介護認知症保険を販売しています。あんしん介護認知症保険は、認知症を発症した際に年金もしくは一時金のどちらかで保険金を受け取ることができ、さらに軽度認知障害保障特約を付加することで軽度認知障害を発症した場合にも保障されます。この記事では、あんしん介護認知症保険の概要と認知症保険の選び方について解説します。

朝日生命の保険について調べている本

朝日生命の認知症保険の特徴

朝日生命の認知症保険、あんしん介護認知症保険は認知症を発症した際に年金もしくは一時金にて保障が行われます。ここでは、そんなあんしん介護認知症保険について詳しく解説します。

受け取りタイプは大きく2種類

朝日生命のあんしん介護認知症保険は、2種類の保険金の受け取り方法があります。まず1種類が一生涯にわたって保険金を受け取る年金タイプ、もう1種類が一括で保険金を受け取る一時金タイプです。受け取りタイプはどちらか一方を選ぶことも、両方に加入することも可能です。それでは、それぞれの受け取り方法についてご紹介します。

年金タイプ

年金タイプでは、認知症介護年金として保険金を一生涯にわたって受け取ります。認知症介護年金は、所定の認知症に該当していることと公的介護保険制度の要介護1以上と認定される必要があります。年金タイプでは、死亡給付金も適用され、保険料払込期間満了後や支払期間中に死亡した際にも保険金が受け取れます。

一時金タイプ

一時金タイプでは、認知症介護一時金として保険金を一括で受け取ります。認知症介護一時金は、認知症介護年金と同様に認知症に該当していることと、公的介護保険制度の要介護1以上と認定される必要があります。また死亡給付金も適用されますが、受け取れる金額は認知症介護一時金の10%です。

軽度認知障害保障特約を加えれば更に幅広く保障

あんしん介護認知症保険は、年金タイプ一時金タイプのどちらの受け取り方法を選んだ場合でも、軽度認知障害保障特約を付加することができます。軽度認知障害保障特約とは、認知症の一歩手前である軽度認知障害(MCI)を発症した際に保障する特約です。

軽度認知障害の段階で治療を開始すると、認知症の発症を食い止められるといわれており、軽度認知障害保障特約は認知症発症予防を目的として発売されました。軽度認知障害保障特約には、以下の3つの特徴があります。

  • 一時金で保障
  • 軽度認知障害と診断確定された場合は一時金にて保障されます。

  • 保険料払込免除
  • 公的介護保険制度の要介護1以上と認定された場合、保険料の払込が免除されます。

  • 認知症にも保障適用
  • 軽度認知障害の診断を受けずに、器質性認知症と診断確定された場合にも一時金で保障されます。

保障内容と支払事由

上述のように、あんしん介護認知症保険は介護が必要な場合や認知症に該当した場合に、年金や一時金にて保障が行われます。それぞれの保険金の支払事由についてみていきましょう。

保障 支払事由
認知症介護年金(年金タイプ) ・第1回認知症介護年金
所定の認知症に該当していて、かつ公的介護保険制度に基づく要介護1以上と認定されていること
・第2回以後の認知症介護年金
第1回認知症介護年金の支払日の毎年の応当日に第1回認知症介護年金の支払事由に該当している時
死亡給付金(認知症介護年金に加入の場合) 保険期間が終身の場合で、保険料払込期間満了後の保険期間中に死亡した時、もしくは認知症介護年金支払期間中に死亡した時
認知症介護一時金 所定の認知症に該当していて、かつ公的介護保険制度に基づく要介護1以上と認定されていること
死亡給付金(認知症介護一時金に加入の場合) 保険期間が終身の場合で、保険料払込期間満了後の保険期間中に死亡した時
軽度認知障害給付金 軽度認知障害と診断確定された時、もしくは器質性認知症と診断された時

保険料と契約可能年齢

次に、朝日生命のあんしん介護認知症保険の保険料をみていきましょう。保険料は受け取り方法や払込期間などによって変動します。たとえば、認知症介護年金を年額60万円、終身払いの保険料は以下の通りです。(2020年8月現在)

加入年齢 男性 女性
40歳 2,748円 4,302円
50歳 3,918円 6,414円
60歳 6,342円 10,560円
70歳 11,406円 18,906円

次に認知症介護一時金を300万円、終身払いの保険料は以下の通りです。(2020年8月現在)

加入年齢 男性 女性
40歳 1,293円 1,533円
50歳 2,010円 2,388円
60歳 3,465円 4,077円
70歳 6,669円 7,740円

最後に軽度認知障害保障特約で軽度認知障害給付金(支払限度1回)を10万円、払込期間が80歳満了の場合の保険料は以下の通りです。(2020年8月現在)

加入年齢 男性 女性
40歳 203円 159円
50歳 302円 241円
60歳 506円 427円
70歳 920円 858円

安心のサポートサービス

日本生命のサポーター

あんしん介護の認知症保険は、認知症を発症した場合や介護が必要になった場合、軽度認知障害を発症した場合など、さまざまな保障が用意されています。これらの保障に加えて、情報提供や相談サービスなどのサポートも提供しています。朝日生命のサポートサービスである認知症予防ホッとサービスと介護あんしんサポートの特徴をみていきましょう。

認知症予防ホッとサービス

認知症予防ホッとサービスは、知る、チェックする、予防する、相談するの4つのポイントにおいて、さまざまなサービスを提供します。

  • 知る
  • さちはなクリニックと淑徳大学が監修する介護・認知症コラムにて、認知症に関する知識が学べるサービスが提供されます。認知症の基礎知識から予防方法、専門医によるコラムなど幅広い情報が掲載されています。

  • チェックする
  • 軽度認知障害や認知症を早期発見するための認知機能チェックサービスが提供されます。認知機能チェックは、10問5分程度でテストできるため、毎日手軽に取り組めます。

  • 予防する
  • 軽度認知障害や認知症を予防するための脳トレーニングアプリが配信されます。月額200円で脳科学の博士が開発したアプリを利用でき、毎日のトレーニングで脳年齢も測定可能です。また、ヘルスケアアプリもあり、認知症予防に役立つレシピの配信がされ、歩数測定や体重記録もできるため生活習慣の改善に繋がります。

  • 相談する
  • 看護師やカウンセラーに認知症に関する電話相談ができる相談窓口や司法書士や行政書士に家族信託について電話や対面相談ができるサービスが設けられています。また、MCIスクリーニング検査が受診できる病院や認知症に対応している医療機関の紹介も行なっています。

介護あんしんサポート

介護あんしんサポートは、認知症患者やその家族が利用できる介護サービスです。たとえば、認知症を発症し連絡が取れなくなった場合にALSOKが自宅まで訪問する緊急通報サービスや介護施設を無料で体験できる介護施設体験利用料無料サービスなどがあります。更に、保険金の受け取りや手続きをスムーズに行うために、指定代理請求特約や診断書取得代行サービスなども用意されています。

認知症保険の選び方・注意点

認知症保険は、万が一発症した場合には一時金や年金などで保障します。しかし、きちんと調べてから認知症保険に加入しなければ、「保障範囲外だったため保険金を受け取れなかった」「保険料が高すぎて支払えない」などのトラブルに繋がります。ここでは、認知症保険の選び方や注意すべき点を解説します。

複数の保険を比較検討する

認知症保険に加入する際には、複数の保険を比較検討しましょう。保険会社によって保障内容やプランはさまざまであり、たとえば朝日生命のあんしん介護認知症保険の場合は年金や一時金で保障が行われます。一方でその他の保険会社の保険では入院をした際に保障が行われたり、骨折やケガをした際にも保険金が支払われたりする場合があります。

保険は保障内容が多岐にわたるため、自身のライフプランに応じた保険に加入する必要があります。加入する際は、1つの保険のみを調べるのではなく、複数の保険の内容について確認してから自身に最適な保険を探しましょう。

「治療保障」か「損害補償」なのかを確認する

加入を検討している認知症保険が治療保障か損害保障なのかを確認しましょう。認知症保険の保障のタイプには、認知症の発症した際にかかる医療費や介護費などを保障する治療保障と、認知症患者が起こした事故や事件の費用や損害賠償を補償する損害補償があります。

認知症は高額な医療費や介護費が発生するだけでなく、認知症患者による高額な事故の費用や損害賠償が発生するリスクもあります。実際に、認知機能が低下した認知症患者が線路内に立ち入って人身事故を引き起こし、鉄道会社から高額な損害賠償を請求された事例があります。認知症保険では、こういった損害賠償に備える損害補償を提供している場合もあるため、さまざまなリスクに備えたい方は保障内容についてきちんと確認しましょう。

補償範囲と料金が適切かを確認する

次に、補償範囲と料金が適切か確認しましょう。認知症保険では、補償範囲と料金のバランスが重要です。たとえば、あんしん介護認知症保険は認知症介護年金と認知症介護一時金に加えて軽度認知障害保障特約も付加でき、幅広く保障が行われます。ただし、保障が多い分保険料も高くなります。

リスクに備えて多くの保険に加入することも有効ですが、保険料を支払い続けるために保険料が家計の負担とならない範囲に抑えることも大切です。補償範囲と料金のバランスを見極め、自身に適切な認知症保険に加入しましょう。

給付条件を確認する

認知症保険選びでは、給付条件は必ず確認しましょう。給付条件とは、保険金を受け取るための条件です。ここで注意すべき点は、たとえ認知症を発症しても給付条件に該当しない場合があることです。

たとえば、アルコールが原因で発症した場合の認知症は保障外であったり、もの忘れは認知症に該当しないなど保険会社によってさまざまな給付条件が設定されています。この給付条件を満たしていないと認知症を発症しても保険金が受け取れないため、必ず各保険の給付条件は確認しましょう。

保険金給付のタイミングを確認する

給付条件に加えて、給付タイミングも確認しましょう。保険金の受け取りには、基本的に申請が必要であり、申請の書類が保険会社に到着し、支払いまでに5営業日程度かかります。

また、給付条件によっては認知症を発症してから一定期間経過しないと保険金が支払われない場合もあります。たとえば「認知症と診断確定されてその状態が180日継続した場合に給付」など、期間を設けている保険会社もあります。必要な時に保険金が受け取れるように、保険金の給付タイミングを確認してから加入手続きを行いましょう。

約款まで確認して加入する

最後に約款を確認しましょう。約款には、契約の条項が記載されており、保障内容、保険料、請求方法、さらには代理人による請求方法や保険の解約についても明記されています。

保険会社によっては、インターネット上で約款が公開されていることもあり、朝日生命の場合だと「朝日生命 あんしん介護 約款」で約款を確認できます。保険の加入手続きや保険金の受け取り手続きをスムーズに行うためにも、約款は必ず確認しましょう。

保険代理店で複数の保険を比較することがおすすめ

保険選びのための資料

認知症保険の選び方として、保険の専門家に相談することもおすすめです。たとえば、保険代理店では、保険選びの専門家が相談にのってくれます。保険の知識がなくても、保険に加入する目的、予算、家族構成などを伝えるだけで、複数のプランを提案してくれます。

無理な勧誘もなく、すでに保険に加入している方の保険の見直しなどさまざまな相談内容に対応しています。店舗での対面相談のほかにもオンライン相談、電話相談、訪問相談などを用意している店舗が多数ありますので、お忙しい方でも気軽にご相談できます。気になる方は、電話もしくはフォームにて予約をしてみましょう。

複数の認知症保険を比較手検討して契約しましょう

朝日生命のあんしん介護認知症保険をご紹介しました。あんしん介護認知症保険は、認知症介護年金と認知症介護一時金の2種類の受け取り方法を選べ、さらには軽度認知障害保障特約も付加することで幅広く保障が行われます。保険加入者には、認知症の知識や予防方法が学べる情報サービスや医療機関相談サービス、ALSOKの訪問サービスも利用可能です。

このように、認知症保険の保障内容やサービスは保険会社によってさまざまです。認知症保険に加入する際には、まずは複数の保険を調べ、比較検討してから自身に合った保険を選びましょう。「時間がない」「自分では選べない」という方は、保険代理店に相談してみることをおすすめします。

※本記事で記載されている認知症に関する内容は、専門家によって見解が異なることがあります。

『認知機能セルフチェッカー』は「自分ひとりで、早く、簡単に」をコンセプトに認知機能低下のリスク評価ができるヘルスケアサービスです。40代以上の健康な方たちを対象に、これまでにない新しい認知機能検査サービスを提供しています。お近くの医療機関でぜひご体験ください。

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