ダンスが認知機能を改善することが明らかに
2022年5月に日本人研究チームによる研究論文に掲載され、認知機能の改善にダンスが効果的であることを明らかにしました。
実験の結果、ダンスを行った場合に得られる認知機能の改善はウォーキングを行った場合よりも顕著であることが分かったとのこと。
身体運動は認知機能を改善する効果的な方法であり、有酸素運動や2つの動作を同時に行うデュアルタスクトレーニングが強く推奨されるようになりましたが、同研究チームはパンデミック下の緊急事態宣言時、家庭での運動の重要性が強調されたことに目を向けたとのこと。
健康な高齢者88名を対象に、ポールを使いながら歩くノルディックウォーキングを行うグループとダンスを行うグループに分けそれぞれ週3回30分のトレーニングを4週間行い、どちらのグループも週に3回アミノ酸を含む食品を摂取した結果、どちらのグループでも認知機能の改善が見られ、特にダンス群では認知機能の改善が大きかったとのこと。
また、ダンス群はノルディックウォーキング群に比べ、模倣能力や実行機能の向上も見られたことが示されました。
初心者でも動画を真似することで家庭にいながらできて加齢に伴う認知症を改善する運動としてダンスの有用性が期待されます。